78年生きての感想。

 

人として生きるのは、あわれなものです。

生命を謳歌することはたやすいが、

実際に生きてみると、それほどのことはない。

 

ひと時でもいいことがあれば、

それで充分に幸せといえる。

 

私の場合は、幸運に恵まれ、

大事な夢はほぼ叶ったが、

全体としてみれば、

それほどのこともない。

 

さて、柿本人麻呂はすばらしい、と書いたが、

なぜ、すばらしいと感じるのか、

彼の一生は、愛する妻、そして万葉の歌。

才能を充分に開花したのでは。

それが、すばらしい。

ヤマト言葉を書き言葉にする技を開発した。

それがすばらしい。

 

話しは飛んで、

樋口一葉という明治の小説家がいる。

彼女もすばらしい。

小説で身を立てた初めての女性。

それだけでもすばらしい。

話し言葉と書き言葉の一致にも技を開発。

和歌の伝統を活かしている。

 

私の邪馬台国への関心も、急激に薄れている。

どうも、朝倉の長田大塚古墳の可能性が高い。 

近くには弥生の大規模集落跡。

地名もヤマダ。

まさに魏志倭人伝の言い伝えそのまま。

 

卑弥呼がすばらしいかどうか、

私には分からない。

当時の権力者一族。

外交力に優れたものがあるという、評判はあるが。