80年生きて、分かったこと。
その1、 死が苦しいというのは、うそ。
苦しい場合もある。例えば、まだ生きる力が残っているのに死ぬとき。
多くの場合、病気で死ぬときは、しばらく前から食べられなくなっている。
水分も受け付けない。体力がなくなり、全身の臓器が働かなくなる。苦しむ
力がなくなっている。そして眠るように死ぬ。
その2、 人生は苦である、という教え。これは明らかにうそ。
人生は時に苦もあるかもしれないが、喜びや楽しみの方が圧倒的に多い。
その3、 人は死んで無になるという教え。これも真っ赤なうそ。
実際、人は生きてるときから、そもそも無、何もない。あると思っているの
は、当人に実感があるせい。この実感が、ほとんどマボロシに近い。
その人の意識がつくるマボロシ。このマボロシに騙され執着するのが人の愚
かさ。
その4、自分や私や自我、というのは、全くのうそ。
自己実現という概念も、完全にうそ。自己などは、この世のどこにもない。
私や自分という概念は、当人がつくりだした虚構。実際はなにもないのに、
何か大事なものがあるがごとく、自分を信じこませているいるだけ。
人は死によって、はじめて、自分や私という狭い牢獄から解放される。死は
まさに、牢獄から解放される唯一のみち。大変、喜ばしいこと。
その5、人生経験によって人は成長や成熟して賢くなるというのも嘘。どんなに学び
努めても、人は一生賢くなれない。死ぬまで愚かなままである。言葉や概念
という能力しかない人には、真実を知る手段はない。
ても
質問「多くの人がそうだと思っているけれど、あなただけはそうではないだろうと思っていることは何ですか?」
7年前の私の回答は下記。
沢山あります。
一つは、死について。多くの人は、死は苦しいと思っていますが、私は73年の人生経験から、気持ちいい体験になると思っています。
一つ、障害について。多くの人は、重度障害は人を不幸にすると思っていますが、私は、重度障害は人を幸せにすると思っています。特に、子どもが重度障害になれば親は幸せになれます。
一つ、真実や正義について。多くの人は、言葉や概念、科学などで、この世の真実を突き止め説明できると思っていますが、私は言葉や概念を使う限りできないと思っています。言葉や概念は道具にすぎません。道具がいくら発達しても、真実や正義を明らかにすることはできないでしょう。
一つ、自己意識について。多くの人は、私や自分があると思っています。私は、自分などないと思います。人の脳がつくった思い込み・虚像です。
一つ、人の知恵について。多くの人は、人は賢くなれる、人格や人間性の進歩を信じているようですが、私は、人は死ぬまで愚かなままだと思います。賢くなれません。人類の歴史を見ていれば、一目瞭然です。殺し方はますます大規模に残酷になっています。
一つ、多くの人は、長生きが良いと思っていますが、私は思いません。100年は長すぎます。人の世に生を受けるのは、重い責務です。責任から早く解放されたいというのが願いです。