サントリーの折り込み広告。

見出しに、

「人生を楽しむために、大事な脳と脚。

あなたは、どっちから?」

 

人生を楽しむには、脳や身体の健やかさが大事。

と強調している。

さて、本当だろうか。

 

私の人生経験からいうと、

それは大うそ。

 

人の一生は非常に短い。

美味しいものを全て食べることはできない。

全ての遊びをマスターすることもできない。

もちろん、学びやスポーツも同じ。

 

何か一つでもできれば、それでOK。

できなくても、満足しなくてはいけない。

 

一生、貧困と不運で、いいことが何もなくても、

それでも満足しなくてはいけない。

 

私は、人生から何かをもらうこと。

楽しいことや喜びや達成をもらうよりも、

小さくささやかな一つでも、何かを、人や社会にあげることができれば、

それでいいと思う。

 

何も、もらえなくても、

自分でつくることが一番大事。

 

それができれが、全てよしと、私は思う。

 

脳が良くても、悪くても、

身体が立派でも、動かなくても、

どうでもいいと、私は思う。

 

楽しみは自分でつくればいい。

内から湧いてくるもので充分だと思う。

自分の中から生まれる楽しみを消化するだけでも、

人生はあまりに短い。

 

人にたより、

技術に頼って、

また、人工臓器やAIやロボットで、

寿命が永らえても、

いいことには思えない。

 

死ぬときには死ねばいい。

じたばたしないこと。

 

自分や我や自我なる、狭い牢獄には、

早くおさらばするのが賢明だと、私は思う。

生に執着しないこと。

 

ただし、若い方々には、あまり宣伝したくない説であるが。

若い人の夢を壊したくないので。