この世、この人の世は泥沼だから、

人が生きると、汚れるのは当然。

と、昨日のブログで書いた。

 

清く誠実に立派に生きるなど、

人にはできない。

人の能力を超えている。

 

確かに、その通りだと思う。

 

しかし、人は生まれたからには生きなくてはいけない。

死が訪れるまで負わされた生命の責務。

死でやっと、解放される。

それまで我慢しなくては。

 

しかし、責務ではあるが、

見返りの役得も大きい。

生きがいや充実、無数の良い思い出や喜び。

人が生きることは、ある意味、

天国や楽園に遊ぶようなもの。ともいえる。

 

特別に、素晴らしいことをしなくても、

普通に生きているだけで、人生は冒険に満ちている。

私の人生体験からの実感。

 

神に祝福されたような幸運も時に訪れたりする。

私の人生がまさに、そんな感じ。

 

振り返って今、思うと。

大学を中退(除籍)したのは正解だった。

おかげで、一般社会の在り様を体験できた。

 

学ぶことは、大学でなくてもできる。

むしろ、おのれの命じるがままに、

おのれの本性に合った学びができる。

 

私の吃音が良くなったのも、そのお陰。

K君のような人と出会ったのも、そのお陰。

たぶん、妻と結婚できたのも、大学中退したから。

今振り返れば、私は天使と一緒にいた。

この幸運は大きい。