「人の一生で一番大事なことは何?」

 

その答えは人により様々。

各人で事情が違い過ぎるから。

 

私の場合、

「人が生きるとはどういうことか」

その回答を見つけること。

普遍的な真理を見つけること。

 

77年生きて、

だいたいの目処が立った感じ。

 

この世は人の意識がつくる世界。

普遍的で確かな世界ではない。

どちらかと云うと、

幻想やマボロシに近い。

睡眠中に見る夢と同じ程度の確かさ。

 

顔をつねると痛いかどうかで分かる。

という人もいるが。

痛いという感覚が、そもそも幻想に近い。

 

ある人では痛みも快感となる。

5感や感情はどうにでも操作可能。

確かなものではない。

薬よりも偽薬の方が効き目があることも多い。

 

だが、

マボロシであっても、

実感はある。

うれしいや面白い。

生きる意味や生きがいとなる。

 

それがあるから、

一生、退屈しないで過ごせる。

百年でも短いと思う人も多い。

エンタメや娯楽、学芸やスポーツ。

競争心や向学心や好奇心。

一生は刺激に満ちている。

 

ある人は、永遠に残せる作品を作りたいと。

そういう生きがいもある。

名誉や功績、偉大な事業。

 

暇つぶしや退屈しのぎでない、

本当に充実した中身の濃い人生。

実感たっぷりの生活も可能。

人として生きることはすばらしいと思う。

 

私の人生で、

願いや憧れはほぼ実現している。