質問「世界を牛耳っているのは、誰・何だと思いますか、

個人的な意見を教えていただけますか?」

私の回答は下記。

 

数万年まで、人類は小集団で暮らしていました。

その時代なら、その集団を牛耳っている特定の人がいました。ボスです。

 

ところが、現在、世界の人口は約80億、

問題は複雑錯綜怪奇、誰一人として全体を見る人はいません。

残念ながら。

 

世の中に優れた人、リーダーなれる人がいるはずと、

多くの人は思い込んでいますが、

現実、そのような人はいません。人の能力を超えています。

 

トランプさん、安倍さんを見本として、リーダーにふさわしい人はいません。

あのメルケルさんも苦労しました。

どの国も、指導者はたいへん。

 

つまり、ひとりの指導者やグループで、

事態がどうにかできる時代は、遠い昔に終わってしまったのです。

世界を取り巻く問題は深く広く、簡単な解決策などありえません。

 

さらに、中央集権の欠陥が、今後も次から次へと起こると予想されます。

官僚制度の欠陥です。

 

世界共通のルールをつくり、

地域社会の運営は、自治が望ましいのです。

 

権力は分散化する方が安全です。

エネルギーシステムも分散化がいい。

 

例えば、教育システムを見ても、

中央集権で教育を運営しているのは、日本や中国や北朝鮮くらいです。

先進国は、地方自治体が運営しています。

 

そうしないと、時代と環境に合わせた運営ができない。

何をどのように指導するのかは、各学校が決めればいい。

学校間で、相互批判しあう仕組みがあればいいのです。

学校の自主性がないと、生徒に自主性が教えられないのは、当然です。

 

教育だけでなく、他のシステムも、誰か特定の人やグループが牛耳るようでは、

地球の人類社会は制御不能になって破滅に向かうかもしれません。