家庭教育、愛国心、先祖を大切にする心、
ある人たちは、このような概念が好きである。
親が子を大切に扱うのは生きものとして当然。
しかし、大切に扱うとはどういうことか、それを知らない親が多い。
親たちも、子ども時代に大切に扱われていないのだ。
かつての人類社会は、たかだか100名程度の小集団。
すべての子供は顔が知られ、
共同体で育てていた。
今の時代、
沢山の大人に囲まれて育つ子は少ない。
これでは、子育てはうまくいかない。
近い将来、子育ては
社会が第一に責任を負うものとなるだろう。
親の負担を軽くしなくては、やっていけない。
家庭教育と言っても、
教育できるような家庭は少ないのが現実。
愛国心。
これはなかなかの大問題。
私の予想では22世紀に国も国境もなくなる。
愛国心は不要となる。
残るのは郷土愛だけ。
今住んでいる土地に愛着を感じるのは、自然な心。
先祖を大切にする心。
私の家は、5代前しか分かっていない。
分家したからだ。
本家は、養子が継いでいる、
我が家と血のつながりがない。
養子さんは、出身の実家と付き合いが密になる。
庶民の家は、平均して5代しか続かないのが普通らしい。
先祖などは分かりようもない。
10代も先祖を辿れば、どこかで悪いことをしている可能性。
むしろ、知らない方がいいかもしれない。
家庭教育、愛国心、先祖を大切にする心、
これらのものは、
22世紀になれば、過去の遺物となるだろう。