死への準備に大切なことは、気持ちの整理。

人として生きて、どのくらい満足しているか。

若い頃の夢は実現できたか。

思い残すことはないか。

 

私の場合、ほぼ満足できる。

 

妻との出会いが、とても大きい。

幸運が舞い込んできたような。

お陰で、叶いそうにない願いが実現された。

 

人生は、実現しそうにない願いが叶うようだ。

 

私は、たぶん、死期が分かると思う。

かなり正確に。

葬儀はしないが、

死ぬ前に、死の通知ができる。

知人や親族への「死のお知らせ」。

 

うれしいことに、このたび生の別れが実現しました。と。

 

一番の理想は、

死を祝ってもらうことだが。

それは、できそうにないだろう。

残された家族に、死別の喪失感が予想できるからだ。

 

死は、人にとって最後の救いであり、

これでやっと、私や自分や自我という狭い牢獄から解放される。

祝うべきことなのだが。

これが納得できる人は稀だろう。

 

 

つづく