「世の中は良い方向に変わってきていますか?」

私の回答は下記です。

 

1000年単位で見ていると、人類社会の進歩が明確です。

100年単位では、20世紀初期に比べて、今の方が格段に安定しています。

 

21世紀は、大変化の時代です。

おそらく、中頃に人口減に変わり、

世紀末にはAIとロボットの発達で、モノの生産効率が飛躍的に高まり、

すべてのモノは安くなるでしょう。

そして、投資の利益率はゼロ。

金利もゼロ。資本主義の終わりです。

 

21世紀中頃から、全ての国で、格差是正競争がはじまり、

それに成功した国が先進国となるでしょう。

経済より文化の価値が重要となるのが、21世紀の結果です。

 

22世紀になれば、国と国境がなくなると予想されます。

世界中に無数の地域政府が生まれます。

地域文化が花開く時代です。

法や税などの制度は世界共通になるでしょう。

国がなくなるので当然、軍はなくなります。

警察機構も世界共通となります。

通貨は地域通貨が中心となるでしょう。

 

さらに遠い未来1000年後を考えると、

不確定な要素が圧倒的なので、予測は不可能です。

 

もし人類が生き延びているとするなら、

人にとって地球は住みやすくなっているでしょう。

しかし、人であることについての限界が明確になっているかもしれません。

言葉や概念を使いコミュニケーションするしかない人の限界です。

テレパシー能力を得るまでの進化はないでしょう。

 

人の死因は、自殺や事故以外は老衰となるでしょう。

この時代、120歳以上の長生きを望む人はいなくなっています。

それだけ生きれば、人の生き方では充分に満足という感じです。

火星などへの移住はやめているでしょう。

人口が増えないので、地球だけでも広すぎる感じです。

 

人口が増えないのは、人として生まれる魅力が少なくなっているからです。

楽しんだりの充実や実感はあります。

しかし、無数の生きものの一種にしか過ぎません。

どんなに努めても賢くなれません。

生命というのは、あるときだけの幻想にすぎないというのが常識になっているでしょう。