今朝のQuoraの質問。

「人間以外の動物は、お互いに全く会話することないのに楽しいのでしょうか?」

私の回答は下記。

 

人にとって会話は、生活に必要な情報のやりとりです。

真実や深い意味を伝えるものではありません。

概念や言葉というものには、そのような働きはありません。

 

ネコもまた、生きるのに必要な情報のやりとりを行っています。

人とネコ、どこが違うのか、それは生活に必要な情報量の違いです。

本質や真実を伝えるのではない、という面ではどちらも同じです。

 

言葉や概念は、生活に必要な情報を伝える道具です。

例えば、モノの値段など。

道具にすぎません。道具がもっている働き以上はできません。

 

例えば、リンゴという言葉、

これはリンゴの本質を示してはいません。

あくまで便宜的道具です。

大体の趣旨が伝わるなら、それでいいのです。

全ての概念や言葉には、指し示す実体はないのです。

 

例えば、あなたは、上記の質問をされるとき、

この質問をしなければならない深い意味(動機など)をきちんと説明できますか。

たぶん、それはできません。

人の行動は、なぜなされるのか、当人でさえも知らないのです。

自分を知らないという面では、ネコも同等です。

 

人は自分自身のことさえ知りません。

知らなくても生きていけます。

人が生活するとは、そういうことです。

何となく生きています。ネコも同様です。

ネコも生きる意味など知りません。

 

人が楽しむとは、ある種の快感です。

心地よい、気持ちいい感じです。

それは、生きものなら全てがもっている性質です。

快は行い、不快は避けます。

それ以上に意味はありません。