私の人生は、68歳から始まったと言える。

仕事をやめてから。

一日中、好きなことができる。

食事も手作り。

外食や旅行はしない。

閉じこもりの生活。

 

40代と50代はボランティア中心の生活。

なるべく人がしないことをしたい。

普通の人が敬遠するような課題。

世の中にはいっぱいある。

 

特に、見捨てられた人たちを支援する。

アムネスティを始めたのも、そのため。

アムネスティは、無実なのに投獄されている人を支援する活動。

世間から見捨てられた人たち。

そういう人は無数にいる。

特に、日本は冤罪大国。

 

塾を始めて、

月謝の払えない子を数名みた。

いずれも、効果があがらない。

そういう子は、勉強の遅れだけでない複数の問題を抱えている。

 

私の塾には、

月謝を払いながら、居眠りしに来る子もいた。

 

そういえば、私の仕事にも、

何もしないでいい、机に30分座り新聞を読んでいるだけで、

日給1万円もらえるのもあった。

 

塾の経験から、子どもの勉強を手伝うことは、

ほとんど効果がない、と思うようになった。

そもそも、学ぶ内容が、とても無意味。

役に立たない学び。

努力する価値はない。

教師や親の顔を立てるためにやっているだけ。

 

学校内の実情を生徒の親たちは知らない。

PTAは何もしない。

私の知らないところでやっているのか。

 

いずれにしても、

私一人でどうにかできる事態ではない。

協力してもらえる仲間がいないと、何もできないだろう。

 

そこで、応援隊をつくることにした。

協力してくれそうな人を集めなくてはいけない。

仲間を集めるのは容易い。

容易いが、積極的に動く人はいないだろう。

ほとんどは、名前だけの協力。

趣旨がいいので賛同するだけ。

 

自分で問題を発掘して動く人はいない。

そこまでするには、モチベーションがないと。

時間とお金を出して、動くのがボランティア。

そういう人は非常に少ない。

 

会を作り、公民館で初会合。

数名が参加、新聞にも載る。

それなりの宣伝。

しかし、反響は全くない。

 

応援隊は誕生したが、

実質的に動けるのは私だけ。

 

3年半の間に、いろいろとやった。

会員に対して通信も定期的に出している。

 

つづく