人権とは要するに、多様性の尊重。

一元的価値ではなく、多元性の志向。

 

全ての人は本来、個性のかたまり。

各人、それぞれ、特別な生きもの。

同一の基準で測れる性質は全くない。

 

当然、各人の能力も様々で多元的。

各人、すべからく天才であるし、凡人でもある。

 

能力が個性的なので、

努力の仕方も全く異なる。

同一の基準はない。

 

努力が多様なので、その成果も測りようがない。

成果で人を評価することは不可能。

 

今の日本の学校のように成績一元的な場は、

人権に最もふさわしくない教育環境。

刑務所や軍隊に近い環境。

 

企業などの組織も、成果や効率一元主義では、

人を遇するとはいえない。

奴隷や消耗品扱いに近い。

 

組織や団体はフラットなのが理想。

階層や序列のない組織。

各人が思い思いに自由に動く。

それでいて、全体としてまとまりある動きができる。

 

いわば、人体の各部がバラバラに動いているが、

全体として有機的に繋がっているように。

神経系はあるが、すべてを統制している訳ではない。

各部の信号の方が優位にあることも多い。

 

組織の理念が共有されているなら、

各人が自由に動いてもかまわない。

問題が起これば、ただちに関係者に問題事項が伝わり、

各人が自分の持ち場で解決に乗り出す。

その結果はすぐにフィードバックされる。

自己組織化が可能で、何事にも柔軟に対応する。

それが組織のあり方。

 

そこに序列や階層はない。

 

ただし、組織の中に、「自分は特別だ、

「自分は能力高く・優れている・エライ」

というような変なプライドの持ち主がいると、

組織は動かなくなる。

序列の上位を求める人のことだが。

やさしく言えば、出世や昇進を望む人たち。

 

このような輩は、いわば、組織のガンとも云える。

 

今日のブログはかなりキツイくなってしまった。

 

つづく