20世紀は戦争の世紀。

そして、人類の歴史上、奴隷の数が最大となった世紀です。

また、殺し合いの技術が異常に発達した世紀でもあります。

すなわち、人のイノチが最小になった。

 

だからこそ、20世紀に人権という概念が広がったのでしょうか。

 

21世紀は、さらに殺し合いの技術が発達。

独裁と犯罪の世紀となるのではないかと。

 

例えば、犯罪で使われるお金は、

世界のGDPの17%を超えているようです。

 

最近読んだ本「教養としての決済」によれば、

内訳は、金融関連の取引が、約800兆円。

このうち半数が詐欺関連(電話やネットなど)

3分の1が、商品偽造や著作権侵害など。

麻薬取引が約100兆円。

 

その他、賄賂や汚職関連が、約300兆円。

事業収入の脱税が約600兆円。という

 

これらの違法な取り引きは、当然、課税なし。

そうなると、脱税総額は、1700兆円になる。

GDPの約17%。

これらが地下経済。


脱税は現金化して隠すよりも、

資金洗浄される方が多い。

国を超えた銀行の間で決済される。

 

この違法な決済を監視する国際機関が複数ある。

主にアメリカの機関。

そして、違法には制裁金が課される。

この金額もスゴイ。

年に約5000億円になる。

 

しかし、脱税の総額に比べれば、わずか。

ほとんどは野放し。

 

21世紀は、脱税の世紀。

 

防ぐにはどうすればいいか。

合法化するのが、一番の近道だが。

麻薬もギャンブルも合法化。

合法化すれば、市場がオープンとなり、

競争が激化、末端価格は10分の1くらいに低下、

儲けの薄い商売となる。

そして、全ての取引に課税が可能となる。

 

被害者は、医療で救済するしかないだろう。

予防のためには教育しかない。

薬物以外に楽しみを見つけるように支援するしかない。

 

つづく