100m競争やマラソンで世界一は、

そう簡単ではない。当たり前。

 

しかし、世界一の幸せとなると、

誰でも可能となる。

ごく容易い。

 

幸せ感は、主観的な実感。

当人しか分からない。

満足感と同じ。

 

同じ料理を食べても、

感想はいろいろ。

同じような生活でも、

満足度はいろいろ。

 

昔から、幸せについての逸話が多い。

王様と乞食、どちらが幸せか。

解答困難な質問だろう。

 

もし、乞食が内面的に満ち足りているなら、

王様も敵わないだろう。

 

内面は外見に現れるという意見もあるが、

私は、内面と外見は無関係と思う。

 

普通、内面は外に出ない。

だからこそ、人は、

外見を整えることで、内面を良く見せようとする。

外見は、いくらでも、ごまかせる。

 

芸能人や政治家は、特に、それが商売。

お金儲けが好きな人では、お金という外見が全ての基準。

内面はいくら良くても、良いと分からない。

人の内面を見抜くのは、神業。

 

人は誰もが、自分の内面を誇る。

自分でも分からないから、巧みに創れる。

 

人である限り、

内面を磨くには、ほぼ不可能。

人はそういう生きもの。

 

もし、可能な方法があるとしたら、

瞑想くらいだろう。

常に、自分の内面を見つめていれば、

内面を磨こうなどという無謀なことを思わなくなる。

 

内面は汚いままでいいのだ。

死ぬまで愚かなままでいいのだ。

それが人であることの宿命。