今朝のQuoraの回答の一つです。
あなたは自分に正直ですか?という質問に対して、
私の回答は下記。
正直になるには自分を知らなくてはいけないでしょう。
ところが、自分とは何か、それを見つけるのは不可能です。
何故なら、誕生以来、自分や私なるものを創ってきた、
育ててきたのは、周囲の大人たちや社会環境です。
話す言葉も概念も全て、他からインプットされた情報です。
自分だけのオリジナルなものは皆無です。
簡単に言えば、人は作られた存在です。
自分や私さえも、つくられたものです。
成長の過程で自我なるものが育ちます。
自己同一性の感覚です。名前や特徴や個性などです。
しかし、これらも多くは、他からの借り物です。
都合がいいので、自分の個性として取り入れただけです。
瞑想して、私や自分の内面と対話を続けていると、よく分かります。
自分や私なるものは、いかにあやふやなものであるのか、
あると思っているが、実は中身のないカラッポであるかです。
自我や個性と云われているのは、
その人が気に入って執着している幻想だとも言えます。
幻想だからこそ、必死で守ろうとするのです。
今にも、消えてしまうかもしれない、マボロシなのです。