人生を振り返り、お金には無縁であったが、

お金に困ったことはない。

お金にあくせくしたこともない。

必要になれば、どこからか湧いてきた。

人生というのはこんなものだろうと思う。

 

瀬戸内晴美さんの本にも、

似たようなことが書いてあった。

ただし、私とは金銭の多寡が大きく違うが。

 

人生で、金銭的価値は重要ではない。

お金で評価される価値のこと。

 

例えば、有名になると、

何よりも収入が増えるという結果になる。

金銭で評価されるからだ。

いいことかもしれない。

当人がそれを望むならだが。

 

偉大な業績を残す、

あるいは、出世や社会貢献、

これらも金銭で評価されることがある。

 

本を出版しても、売れるとは限らない。

瀬戸内さんほど有名になれば別だが。

多くの本は、注目されないままで終わる。

中には、良い本もあるはずなのだが。

私が知らないだけ。

 

金銭で評価されないままで終わる人生。

それが普通の庶民だろう。

 

お金には無縁の生き方。

たぶん、22世紀、お金の価値がなくなると私は思う。