私の老後、一番の楽しみは瞑想。
ただし、瞑想は自己流。
約40年になる。

30歳の頃、本を参考にヨガを始めた。
全くの我流。
進歩が分からないので、
半年くらいで止めた。

その間、チャクラのことが、心に残った。
尾てい骨から背骨を登っていくチャクラ。
熱いエネルギーが人体を貫くという。

ヨガから禅に関心が移る。
これも、本による学習で我流だが、40年続く。

私の禅は、内面との対話。
禅というより瞑想に近い。

腹式呼吸に入ると、
聞こえる音は、心臓の鼓動だけ。
そして、鼓動の響きが、全身に伝わる。
とても気持ちいい。

まるで、母の胎内にいるような感じで、
安心できる。

このやり方で、人生の難問を、何度か乗り切った。
よい知恵やこころの落ち着きが得られた。
これがなくては、生き延びることができなかったかもしれない。

6年前に、気功の本を読み、
気を意識することにした。

すると、すぐに下腹部があたたかくなった。
その頃、前立腺炎の診断で、
薬を服用していたけど、
服用しなくても、良くなった。
排尿痛などの症状が治ってしまった。

前立腺のあたりがあたたかくなったからだろう。
下腹部があたたかくなるのは、すごい効能だと感心。

その後、あたたかさは背骨に移り、
首のあたりまで達している。

これは、まるでチャクラではないかと思う。

下腹部があたたかくなるときは、
あたかも、温泉に浸かっている感じ。

今は、背中もポカポカする。
まるで、巧みなマッサージを受けている感じ。

気持ちいいので、毎日3回している。
毎回、約20分。
気分がリフレッシュできる。

これが、どのくらい身体にいいのか、
全くの不明だが、
悪いはずはないと思う。

私は、日常生活でいつも、ふらふらしている。
特に歩くときは、両手に杖がないと危ない。
目もしょぼしょぼする。
視界が揺れて、まっすぐ歩けない。
(このため運転は止めた)
だが、瞑想しているときは、ふらふらしない。

気功の本に、手のひらから発する気について記してあった。信じられない現象。
私も試しに、気なるものをやってみる。
老後の遊びの一つ。

私の老後の楽しみは瞑想。
長く生きているとこんなおもしろいことができる。
老人の特典だろう。