今日読んだブルグで。

先日亡くなった瀬戸内寂聴さんは、

「人生の目的は恋愛することで、エロスは生命力だ。」と言っているとか。

仏門に入ってからも、男女の営みを楽しんでいたようです。

さすがですね、寂聴さん!

 

三島由紀夫の本を、最近、集中的に読んでいる。

彼にとっても、エロスは、人生の大きな目的の一つであったようです。

エロスの賛歌をたくさん書いています。

 

エロスと死は、仲の良い概念です。

ほぼ同じかもしれません。

 

三島さんには、そろそろ飽きが来ています。

私には、少し底が浅いように感じられます。

人生の師にはなりません。

友達とするにも、エリート過ぎて、

凡人は相手にされないでしょう。

 

金閣寺は三島の代表作です。

しかし、この小説はフィクション。

 

水上勉の「金閣炎上」は放火犯について詳しく調べて書いている。

犯人と似たような境遇を体験しているからでしょう。

 

作家の自伝を読むと、

それぞれの苦労がよく分かる。

特に、水上勉の経歴を知ると、

私の人生に比べて、百倍も重いものを感じてしまう。

水上勉も女性問題では大変だったようです。