フランス革命。

1789年の7月にバスティーユ監獄襲撃で始まった。

しかし、ルイ16世が処刑されたのは、4年後。

 

その間、立憲君主制の憲法が制定されたり、

国王の権威は保たれていた。

国会が何度も開かれている。

 

国民の多数は、国王に同情的であったが、

ルイ16世は反革命の外国軍を歓迎する振る舞い。

民衆の支持が離れていった。

一度、国を捨てて逃亡しようと企てている。

 

ついに、1793年1月、国会で

国王の死刑が決まる。

国会での裁判の評決は、387対334。

とても僅差であった。

 

国を捨てるような国王であったが、

民衆は同情していた。

 

それからのフランスはさあたいへん。

国外は敵ばかり。

当初の戦争は負け戦。

さらに、国内では反革命派との内戦。

 

国内は混乱をきわめた。

民衆の腹いせは、反革命派の公開死刑。

殺された人数が、すごい。

 

反革命と見られた村全体が虐殺されたことも多数。

 

ナポレオンが出て、フランス軍は強くなった。

そうなると、仕返しに、他国への侵略が始まる。

 

最終的に、フランスが革命時期で失った人口は、

約200万人になるという。

 

当時のフランスの総人口は約2500万人。

約10%が死んだことになる。

本音を言えば、ナポレオンが破れ、

多くのフランス国民はほっとしたようだ。

 

日本の太平洋戦争での死者は約350万人。

当時の人口は約7000万人。

戦争に負け、国民の多くはほっとしたのが事実。