天使(娘)が幼い頃の写真集を眺めると、

笑顔が特にすばらしい。

幸せ感の爆発。

あふれる幸せ。

 

写真というのは不思議。

どんな映画も、これほどの感動を与えはしない。

かつて確実にあった事象であるが、

今、実体験できない。

イメージの世界にあるだけ。

 

私の写真を見ても、

長い人生、ずっと幸せが続いていたと、

あらためて強く感じる。

たとえ願っても、このような幸運はないだろう。

この世から得られる最高のご褒美。

 

この世の存在を疑わない人が多い。

私の人生経験から言えるが、この世は人の意識がつくったもの。

絶対確実なものではない。

いわば、蜃気楼。

 

この世が確実だと思うと、

お墓を作ったり、業績を自慢したりする。

あるいは、死を怖がったり。

 

私は、死を気持ちいい体験だと思う。

臨死体験というオマケまである。

もし、死に伴う苦痛があったとしたら、

最後の生きている実感だと、

いとおしく感じればいいのだと思う。