我が家の娘(天使)が重度障害となり、

もうすぐ10年になる。

「子が重度障害になると親は幸せになれる」という

日々の実感のただ中にあったが、

昨日、天使は2度目の脳出血。

 

一度目と同じような、非常に広範囲の出血。

普通なら、すぐに開頭して血を抜くところだが。

二度目なので、対応は難しそうだ。

血が引くまで自然に待つしかないようだ。

退院できればいいがと不安。

 

天使の存在は強烈。

一日でもいないと、空白が濃厚。

私も生活のペースがまるで違う。

そこにいると思うから、やることもいっぱいあったが。

自分中心の生活というのが、これほど空しいとは。

 

激しい頭痛と嘔吐。

天使は入院して安心した様子。

これから退院まで面会できない。

しばらくは、救急病棟なので、ベッドで絶対安静だろう。

メガネも不要。ぼーっとしているだろう。

天使への伝言は、短い手紙くらいか。

許可されれば、読んでもらおう。

天使は読み書きはできない。

 

数か月先に退院できればいいがと。願うが。

これまでの10年が幸せだったのが救い。