死に対する不安、普通の人が抱く不安の中心にあるのは、

死ぬときが苦しい、という心配だろう。

 

心臓が停止して、脳の血流が不足すると、

人はただちに意識を失う。

脳は体重の2%ですが、全身のエネルギーの20%を消費している。

意識を維持するには、大量のエネルギーが必須。

 

失神で意識を失う場合、脳血流の一時的(6秒から8秒という)不足で生じる。

 

心臓と肺呼吸が止まると、脳は意識を失い、大部分の活動を停止。

しかし、基幹部分だけに残りのエネルギーを集中するという、

生命維持の最後のプログラム発動となります。

この状態がしばらく続き、全身が冷たくなり、そしてついに、不可逆的な死となります。

 

この最後のシステムが、どのくらい継続するのか、人により様々なようです。

まれに、まる一日、続くこともあるといいます。

 

この状態は、適切な刺激さえあれば、生命活動が復帰する可能性があるようです。

 

この最後のシステムが動いているときを、

たぶん、臨死体験というのだと思います。

その人に固有の夢を見ている状態です。

 

しかし、意識はありません。

夢を見ているだけです。

外界の声や音は聞こえていることもあります。

しかし、意識がないので、情報処理はできません。

つまり、何を話しているのかは理解できないでしょう。

 

この臨死体験は、人により様々です。

一生の間に経験した最良の記憶を再現しているかもしれません。

あるいは、死後の世界を夢見ることもあるでしょう。

 

私は、この体験を楽しみに感じます。

これで、死に対する期待が一つ増えたような感じです。

 

 

(1) 魂は肉体と共に滅びると思いますか? - Quora