アフリカのサバンナでライオンと人が出会ったとき、
どちらが警戒するだろうか。
答えは、簡単です。
ライオンの方です。
ライオンは,人が危険な存在であると、学んで生育します。
サバンナに住む人といえば、マサイ人。
21世紀の今でも、槍一本でライオンのオスを倒さないと
一人前の男として認められないといいます。
ライオンのオスは体重150kg。
運動能力は非常に高い。
しかし、マサイの男たちはその上をいくのです。
ライオンは車が近づいても気にしないが、
歩いている人には注意する。危険を感じるのです。
百万年前の原人たちは、ホモサピエンスよりも体格が良かった。
握力も約200kgはあったという。
それが、石器という武器を振りかざして迫る。
ライオンにも恐怖だったのでしょう。
まさにサバンナの王、原人です。
ホモサピエンスは、原人に比べて、華奢になりました。
運動能力は劣りますが、
集団で生きる生活力はさらにアップしました。
人というのは、ライオンよりも恐ろしい野獣です。