昨日は、暇つぶしと書いたが。

 

長く生きていると、だんだんと、

生きるのが面倒になってくるのではないだろうか。

 

身体をもてあますようになってくる。

なんでこんなに重い身体を引きずって生きなくてはいけないのか。と。

 

例えば、現代人は、車で移動する。

人体は重くても100kgだろう。

車は軽くても1トンある。

この不条理さ、無駄なエネルギー。

 

人体が空気のように軽くなって、

こころも空を飛べるくらいに気楽になって、

そうなれば、生きるのも楽かもしれないが。

現実、肉体は重い。

 

釈迦にとっても、

肉体は重かっただろう。

まず、食べなくてはいけない。

水分の補給も大事。

そして一日何度も、トイレに。

私の場合は、トイレは毎日20回以上になる。

 

瞑想を続けて約40年。

最初は、こころや内面との対話。

悩みがなくなった今は、ただただ気持ち良さにひたるだけ。

 

下腹部と背中があたたかくなり、

気持ちいい。

 

瞑想が終われば、

身体の重さを引きずるだけになる。

歩くのもやっと。

まるで、綱渡りをしているような。

両手でバランスを取りながら歩く。

 

椅子に座り、背を傾けると、

少し楽になるが。

 

この肉体の重さから

解放されるのが、死。

きっと、ほっとするだろう。