昨日、図書館で「森田必勝(まさかつ)の生涯」

という本を借り、今日読み終わった。

 

人の一生は短い。

25歳の生涯。

戦前の生まれ、私より一学年先輩。

二浪して大学は早稲田。

両親は、森田が二歳のとき、亡くなっている。

父は小学校校長。

母も女学校の教員。

 

高2のときの写真。

楯の会の写真。

写真はいずれも凛々しい。

まさに、日本男児の誉れ。

 

辞世の句は、

今日にかけてかねて誓いし我が胸の

思いを知るは野分のみかは

 

森田がなぜ、楯の会に入り

学生長となり、三島と共に、憤死したのか。

この本を読むと、良く分かる。

 

野分だけではなく、

私のような部外者でも、胸の思いは

強く共感できる。

 

私は三島は好きになれないが、

森田必勝さんは好きだ。

あの頃、私が早稲田の学生なら、

たぶん、親しくなったのではないか、思う。

ただし、考え方はかなり違うが。

私の学生時代は、考えが違う人とも親しくなっている。

というよりも。私と同じ考えの人はいなかった。

右寄りの友人がたくさんいた。