昨晩は、11時半頃トイレに。
そのまま2時半まで眠れなかった。
禅を50分と、天使のポータブル。
眠れなかったのは、中村久子さんのことが、
頭に浮かぶから。
「中村久子の一生」瀬上敏雄著を読んだところ。
すざましい生涯。
感動に満ちる。
生きることの醍醐味と冒険がここにある。
どんな人にも、無限の可能性があるという
実例や証明のようである。
19歳から約30年、見世物小屋で生活。
「だるま娘」という看板で。
この時代、見世物小屋で生活というだけで、
親戚からも疎まれたようだ。
今、読んでいる本は、
「安倍公房とわたし」山口果林著。
これも、おもしろい。
同時に川端康成さんの本も読んでいる。
山口果林さんの生き方も興味ある。
中村久子さんと同時に読むと。
人生が広がる感じ。
川端さんは、厭世観が強い。
この世は自分の居場所ではないと、
いつも思っていたようだ。
自分には才能がない。
大したこともできない。
そういう思いが強かったようだ。
人を比べるのは良くないが、
中村久子さんと川端康成さんを比べると、
月とすっぽんか。
生き方の重みがまるで違う。
中村久子さんは、いのちを生き切ったという。
まさに見本のような人。
(上記は2020年8月のブログ)