先ほどの散歩の途中で、
91歳の女性に励まされた。
「あんた、倒れちゃいけんよ」と。
外見は元気そうでも、
私はかなり弱っている。
自分が元気なのか、どうかが分からない。
薬は飲んでいないが、全身がだるく、動かない。
食べるにも気力が要るようになった。
8年前から深呼吸ができない。
箸を持つのが重いときもある。
自分の中に余力を感じない。
もう、ボランティアは卒業。
さて、不思議な人だが、
どんな暮らしをしているのか、
今のところ不明。
想像をたくましくしても、
よいイメージは浮かばないが。
民生委員の経験があるので、
一人暮らしのお年寄りは気になる。
不思議な人は、年齢は若い。
だが、歩くのをみていると、完全に老人。
横断歩道を信号時間内で渡るのがやっと。
人はある年齢になると、
顔や目、表情や態度など見て、
少し会話すれば、
その人のあり様がだいたい分かる。
幸せかどうかが分かる。
不思議な人は、幸せそうである。
悩みが何もない顔をしている。
最近の私は、人を選別するようになった。
おしゃべりして面白いかくらいは分かるので、
つまらない会話しかできない人は
避けるようにしている。
不思議な人は、
おしゃべりしたいと思う相手。
しかし、会話する機会がない。
月に1回出会うかどうか、それも路上。
長い会話は不可能。
しかし、深入りはできない。
そんな元気がない。