ここ一年の体力低下が激しい。

心身の重さを痛感。

 

身体は重くても、

こころは軽い、とならいいだろうが。

 

悩みや苦しみや不安など、

こころの重さは、

心身の囚われから生まれる。

 

例えば、依存症の人は、

心身が囚われている。

薬物やアルコール、

セックスやお金や出世など、いろいろ。

世の中を良くしようとする考えに囚われている人もいる。

 

こころと身体が、自由でないのが、

依存症。

 

私という我に囚われている人も、

依存症に入るだろう。

 

我が一番大事。われが一番大事。

人の活動の原動力は、欲望や満足の追求、

私のためしか、人は動かない。

そう思う人は多い。

 

人のため、社会のため、という題目も、

おおもとは自分の利益につながると、

多くの人は思っている。

利他行動は、一皮めくれば、私利にたどり着くと。

 

肉体には食欲などの欲望がある。

こころには、承認欲求のようなものもある。

社会の中で、認められたい欲求。

 

我はどこまでも我。

しかし死で、突然に消え去る。

 

我の中に、苦しみも入る。

どんな苦しみも長くは続かない。

勿論、悩みも依存症も。

感じるのは我の特権。

快感も喜びも我のうちにある。

 

死にたくなるほどに激しい痛みや苦しみでは、

人は死を願う。

生きることは苦であると、釈迦は言う。

 

生きることは感じること。

しかし、どんな感じも、刹那的。

一瞬で終わる。

 

一瞬しか生きられない

人の定め、限界、運命。

 

もし、自分が何ものであるか、

せめて、それぐらい分かるなら、

一瞬でも我慢できるだろうが。

人は自分のことも分からない無知な生きもの。

 

犬や猫は、先をことを考えない。

一瞬、一瞬を生きている。

人とどこが違うのだろうか。

 

人も先のことは分からない。

分かったような感覚に囚われているだけ。

過去や未来を作り上げているだけ。

小説のように。

物語りを作るのは人の得意技。

 

つづく