ひとの目、ひとみ、眼差し。
目はこころの窓、というのは本当。
青春の頃、こころの状態は目に現れる。
顕著なのは、精神疾患。
こころの苦しみが出ている。
昔は分裂病、今は統合失調症の方で、
目の表情が特別になる。
私も大学時代、
そういう友人が数名いた。
とても変わった目をしている。
話は変わるが、
私の目も、かなり変わっていた。
人を射るような目。
ひとみに光が宿っているような。
マンガの主人公のひとみに星があるが、
まさに、そんな目。
私の場合は、吃音経験からきていたのだろう。
今、振り返って、
尋常でない苦しみがあったのだろう。
私が付き合ったAも、
そういう目をしていた。
全世界を敵にしているような目。
誰も信用しない、という目。
前科の多い人格障害者だった。
勿論、友人はいない。
年取るにつれて丸くなるのか、
目の特徴も消えていくことが多いが、
Aの目つきは変わらなかった。
今では懐かしい思い出になっている。
私の交友には、そういう目をした人が、
何名かいる。