お気に入りさんの日記を見て、考え込んでしまった。

人は謙虚になれるものだろうか。

 

例えば、学校時代の成績。

点数評価であるが、ある意味で客観的。

誰にも文句が言えない。

点数が悪ければ、悪いということ。

 

良い点数の人は、褒められる。

悪い点数の人は、けなされる。

 

職業も同様。

収入が多い人は、うらやましがられ。

少ない人は、バカにされる。

 

健康も同様。

いつまでも元気な人もいる。

70くらいでも病気がちの人もいる。

 

丈夫な人も、何故、自分は元気なのか、分からない。

病気の人も、その理由は不明。

あきらかな不養生は除くが、

いくら健康に気を付けても、

もともとの寿命は変えることはできないかもしれない。

 

謙虚というのは、どういうことだろう。

良い点数でも、慢心しない。

収入が多くても、贅沢しない。

たとえ健康でも、威張ったりしない。

 

すべての面で、人に優れることはできないから、

威張れる点があるなら、自負心があってもいい。

自己肯定感が保てる。

 

人の世に、

比べるという楽しみは不可欠なのだ。

 

いくら謙虚でも、

人と比べない生き方などは、不可能。

 

健康を自慢にする人がいれば、

不健康を自慢にする人もいる。

どちらも比べるという楽しみ。

 

謙虚であるなどは、

人である限り、不可能なことかもしれない。