「職業として政治家を目指すのは悪いことでしょうか」
上記のQuoraの質問に対する私の回答が下記です。
私が高校の頃、将来に何をしたいか、と考えて、
一番は、生きる意味を知ること、
二番が、世の中を良くする社会的活動をすることでした。
出世とか金儲けは眼中になかった。
しかし、生きるためには、家庭をつくり、稼がなくていけない。
自分に適した仕事を見つけるのに時間がかかってしまった。
30代後半にようやく生活も安定して、ボランティアを始めた。
世の中の問題を見つけて解決を目指す活動です。
私の40代、50代はボランティア中心の生活だった。
活動のテーマは人権、教育、福祉など多様な問題を扱った。
市会議員のような職業政治家となり、活動に専念することもいいなと考えたが、
やはり生活の安定を考慮すると、政治家への転向はためらってしまった。
政治家は、一生をかけるにふさわしい仕事だと思う。
ただし、若い頃から準備することが、成功するためには重要かと思う。
何故かというと、世界全体の問題を扱うので、学ぶ範囲が広い。
たとえ地方自治といえど、世界の経済や環境や人権と関連している。
まず、尊敬できる政治家の手伝いをすることから始めるのがいいかと。
できれば、社会の課題を見つけて、自分の手腕が発揮できるNPOなどを作り、
仲間づくりや人のつながりを広めること。
重要なのは、人を見る目を養い、
各人の能力発揮を支援できるノウハウを学んでいくこと。
社会課題を解決するのは、一人ではできない。
多数の仲間のパフォーマンスを最大にできるような組織のあり方。
たぶん、企業でも同様な能力が必要。
政治家は人の意見を聞く能力が特に必要。
そのためには、開かれた精神、そして広い視野と深い識見。
それには不断の勉強。
有名になればなるほど、こころや精神的な成長も求められる。
普通の人の生き方に比べたら、重責を背負う生き方となる。
しかし、一生をかけるにふさわしい仕事だと思う。
無一物でスタートして、無一物になって終わるのが理想でしょうか。
教師は子どもたちを導くのが仕事。
政治家は市民や国民など大人を導くのが仕事です。
とても責任が重い。