今朝の新聞に人工知能の研究者・専門家・技術者が
日本で、1025年には約10万人不足するという。
こういう人材を生むには、
幼児からの教育環境が必須だが、
日本では、まず、無理だろうと思う。
理系の研究者、そのものが減少傾向。
さらに、卒業後の待遇がよくない。
研究の道は、狭き門。
意欲ある人は海外に出るしかない。
1990年代に大企業の研究部門が縮小された。
その後、大学の研究費も抑制された。
この後遺症は続いていると思う。
日本のモノ作りは、大企業でダメになった。
しかし、ベンチャーも育たない。
若者の関心は、今を楽しく生きることが中心。
研究のようなネクラな道は敬遠される。
今の日本では、
学校教育、受験を通じて、決まった価値観が強化される。
世界をリードするような意気込みは、
傲慢だとして嫌われる。
そこそこの幸せ、それを求める。
たぶん、東大生の大半がそうだろう。
あえて、危険なかけには出ない。
官僚、公務員、安定した職業。
目立つ人は、集団から排除される。
これからの時代、
日本を考えると、
思いが暗くなる。