安倍政権は国民の支持が高い、
際立って安定した長期政権。
私は安倍さんが嫌いだ。
しかし、実績は認めなくてはいけないだろう。
実績とは、メールマガジン
JMM [Japan Mail Media] で冷泉彰彦
さんが理由を書いている。
安倍政権の政策は、中道左派路線という。
その根拠は、
1)移民受け入れ拡大を決定し実施。
2)ロシアとの領土外交で敵視を弱めた。
3)北朝鮮への敵視もやや弱めつつある。
4)中国との関係を良好に維持し、更に緊密にしようとしている。
5)結果オーライではなかったが、朴政権との日韓合意に踏み込んだ。
6)トランプ政権に対する国益防衛を行いつつ、G6諸国とも関係は良好。
7)経済では緊縮どころか、強い緩和政策と公共投資を継続。
8)減税ではなく増税に舵を取りつつ、財政規律も一応考えている。
上記は、確かに左派路線。
右派なら、減税、小さな政府、移民反対、中国敵視だが、
安倍さんは、なかなか良くやっている、
この難しい時代に、アメリカとも中国とも、仲良くしているという評価。
6月に習さんのアメリカ訪問で、米中の貿易摩擦も、ひと休みになるという。
金融緩和でデフレ不況をしのいでいるのも、
なかなかのことらしい。
働き方改革、子育て支援、教育の無償化など
目の付けどころは良い。
予算が不十分で、実効性には劣るが、
これは日本の財政に余裕がないせいだろう。
若者たちの支持が高いのは、上記の理由だろう。
それに比べて、野党の政策は、
原発反対。
移民反対。
沖縄基地撤去。
いずれも、明るい未来が描けない。
国民の多くは、こういうところを感じているのだろうか。
安倍の次がいない、これも問題。