21世紀、人類社会の人口がピークに達する。
100億人を超えるだろう。
それからは人口減となるが、22世紀のはなし。
人口増だが、雇用は増えない。
人工知能やロボット化で人手は不要になる。
もし、労働コストが高くなるところがあれば、ただちに自動化が必至。
人手に頼る業種は、どうなるだろう。
例えば、教育。
高等教育は、スマホやパソコン画面による遠隔授業が代替するだろう。
独習が中心で、疑問や考察を深めるのときだけ、指導者による対面となるだろう。
幼児教育は、ロボットの役割は限られるから、人手が必要。
小中教育は、地域社会が行うので、ボランティア中心となる。
医療でも、検査や診断などは、ほぼ人工知能が代替できる。
カウンセリングや看護のような、人のぬくもりが必要な分野は人手がいるが。
福祉は、社会の安定のために、重要。
食と住は、最低限のセフティーネット。
食については、地域社会に数か所の無料食堂でいいだろう。
所得の少ない人たちを対象に、無料チケットの配布。
住も、無料で入居できる集合住宅がいいだろう。
雇用の機会は少ない。
従って、労働時間の上限を決め、ワークシェアリングをせざるをえない。
当然、収入は減るだろう。
デジタルエコノミーの進化で、
生産性の高い業務を担当する人は高収入。
人口の1%が、富の99%を生産する社会。
生活に必要な生産物は、ほぼ有り余る時代。
従って値段は安い。
人手に頼る業種、医療、福祉、教育などは
収入が低く、ボランティアが半分以上の仕事になるかも。
雇用は少ないから、
ボランティアが生きがいになるだろう。
調理や学芸や芸術などの文化は、
もちろん、人手にたよる。
多様な職人の世界。
この分野は、今よりも、もっと、広がるだろう。
職人たちを支えるのは、地域社会の文化。
この世界で、モノの値段がもつ意味は、相当に軽くなるだろう。
収入がなくても、生きがいをもって生きられる社会。
私の未来社会についての予想の一つ。