経済の初歩を学んでいるが、

とても信じられない前提条件が多くて、

これも宗教かと、感じている。

 

モノの価値は、住んでいる地域や場所で異なる。

これは当然。

習慣や考え方、感じ方が地域で異なるからだ。

 

同じモノを作っても、世界中どこでも同じ価値がある訳ではない。

当然。

 

モノを作ること、それ自体に喜びがあるから、

モノを売るために利益を加える必要がない場合もある。

例えば、芸術品に近いような民芸品など。

 

工場で作る規格品でさえ、工場が違えば、品質も異なる。

まして、人の手が加わる品物は、全て個性がある。

それを同じ値段で売ることはできない。

現実には同じ値段で売っているが。

 

世界中に商品は無数にあるから、

どんなにビッグデータを集めても、

一律に単一基準で評価など、不可能。

 

消費者と生産者の間に、情報の非対称性があるのは当然。

だからこそ、地域で作られた産物は、比較的、馴染みがあり、

商品に安心できる。

地産地消は安全や安心へのコストが最小。

 

経済は、住む地域で、可能な限り自給自足できるのが、

一番、コストがいいが、

どうしても、作れないもののあるから、

商品の流通が必要になる。

 

経済は、利益を上げるためではなく、

よい商品を広めるためにある。

自分が考案した品物が、人々の生活向上に役立つ。

それが、経済活動の最大の動機。

 

経済と通貨・金融の関係。

通貨は、商品の流通を円滑にする目的だけにある。

通貨の蓄積、財の形成は、経済とは別の次元の物語。

 

通貨として、ふさわしいのは、減額通貨。

時間と共に、価値が減っていく通貨。

つまり、蓄積できない通貨。

財産とならない通貨。

デジタル時代には、減額通貨が現実のものとなりえる。

 

資本がなくなると、投資をどうなるのか。

新しい商品をつくるための投資は、誰がするのか、という問題。

そこに、経済民主主義が必要となる。

 

つまり、すべての大規模投資は、人々の代表が集まって、決めるしかない。

政治と同じシステム。

そして、投資に関する情報は、オープンに、透明性を完全にする。

ネットの普及した時代、これも容易い物語。

小規模投資は、地域社会の自治で可能。

 

思いつくままに書いてみた。