2018年の世界経済。

配当と自社株買いは、約300兆円とか。

経済がソフト化して、大きな投資先がない。

お金の使い道がなくなったという。

 

富の偏在、格差拡大がますます悪化している。

現世界で最大の不安定要因になりつつある。

 

さて、日本、

1990年代に、大企業の大半は基礎研究から撤退した。

大学の研究費も大幅に縮小。

ものづくりは、学生を引き付ける魅力を失った。

 

21世紀、科学もイノベーションも、中国とアメリカが主導するだろう。

日本は、ものづくりの国ではなくなる。

 

経済は、ものづくりが基盤であるが、

生活全般を見れば、文化の方が、もっと重要。

 

日本の未来を考えるなら、

文化面への投資が、今こそ一番必要なのだが。

 

文化といえば、

まず、哲学、演劇、多様な芸術。

伝統芸能も含まれるだろう。

 

日本の若者たちが、もっと、

こういう方面の生き方に魅力を感じるような

地域社会や学校の学びの環境づくりが必要だと思うが、

現状は、単一価値の押し付け、受験勉強だけ。

 

良い大学、良い就職、

あと、10年、20年すれば、

日本の大企業の半分以上は、なくなっているだろう。

企画や管理や営業などの部門が不要になる。

ロボットと人工知能が、生産や製造の中心になる。

 

例えば、今、医療機械の保守は人間がしている。

数年後に、人工知能による代替が始まるだろう。

熟練労働者が大量に不要になる。

すべての工場がそうなる運命。

 

人が個性を発揮する道は、文化面がある。

ものづくりでは機械に勝てない。

 

多様な職種のアーティストがつくる社会。

それが、未来社会。

そこでは、労働と楽しみが同じになる。

 

働き方改革は、その方向に向かっているのだろうか。