散歩中、色んな方に出会う。

下を向いたまま歩く人。

背が曲がり上を向くのがキツイのでは仕方ないが、

そうでないのに、路面を見たままの方も。

1m以内で、すれ違っても顔もあげない。

 

女性の場合は、知らない人と視線が合うのを怖がるのか、

わざと見ないようにする人が多い。

 

外見もいろいろだ。

老人のぼさぼさ白髪は、いい感じがしない。

老人くさい。

 

特徴的な容貌の方もいる。

バルザックの小説に出てきそうな。

こっそり尾行して、どんな家に暮らしているのか、

生活の細部まで調べたら、おもしろいと思うのだが。

 

昼のワイドショーは、他人の生活の覗き見が大人気。

庶民ではなく、有名人が対象だが。

 

私も、頭髪は短いが常だった。

今年、カットを止めた。

頭の寒さが我慢できなくなった。

これも年のせいか。

 

歩くときも、

私の視線は常に、目の高さから上にあった。

だが、最近は、下を見ることが増えた。

階段や段差など、注意することが頻繁に。

 

還暦や古稀くらいになると、

風采を気にかけないといけないと、昔は思っていたが、

実際にその年齢になると、

若い頃以上に、外見に無頓着になってしまった。

 

人からどう思われようと、気にならなくなったのだろう。

少しは格好をつけたら、と妻に注意されても、知らぬ顔。

 

正月の玄関飾りもしない。

しかし、庭の草取りはする。

これは、適度な運動になるから。

 

昨日、地域づくり、夢プランの会合に出た。

1月は休んだので、2ケ月ぶり。

高齢者カフェがいよいよ来月から始まる。

 

司会者の話すことが、ほとんど聞き取れない。

補聴器をしているにもかかわらず。

隣の人に、聞くしかない。

 

夢プランも3年目に入る。

先行きが、かなり心配。

動けるメンバーの固定化や、少なさが未解決。

 

カフェも、老人サロンになりそうな気配がする。

受け身の老人たちが、一時の気晴らしで集まるだけ。

それでは地域づくりに役立たないだろう。

 

田舎で、公的な催しは、恩恵と受け取られやすい。

自分で汗をかいて、ボランティアとはならない。

地域づくりの主人公は、庶民なのだが。

庶民は、主人公になった経験が、

生まれてから一度もない、ことが多い。

未経験者にやれと言っても、普通はダメだ。