一流の人とは、どんな方だろう。

 

まず、自分の特別な才能を自覚しているから、

それを自己利益で独り占めにしない。

何よりも世の中のための活用を志向するだろう。

だから、栄誉や収入にも無関心。

 

たとえ、特別な発見や発明をしても、

すぐさま、誰もが使えるように公開するだろう。

特許などというケチはしない。

 

生きる上で、愛の大切さを知っているので、

家庭生活を仕事よりも優先するだろう。

残業などは、まずしない。

 

競争することの無益・徒労さを知っているから、

人に先んじるとか、出し抜くというような姑息なことはしない。

先にしたい人には、どうぞと、譲るだろう。

何をするかが大事で、儲けや誰がするかは、どうでもいい。

 

いかなる賞も名誉も辞退するだろう。

そんなつまらないことを威張っても悲しいだけ。

 

勿論、お金には無縁。

最低限の収入で充分に満足。

 

これなら、文句なく一流。

ただし、そういう人は、世の中に知られることはないだろう。

親しい友だちが知るだけだが。

 

世に知られない、

これほど、価値あることはない。

そこでこそ、本当の自由な生き方ができる。

 

たぶん、

一流の人の最低限の条件、

第一、自慢しない(自分を知っているから)。

第二、人と違う待遇を求めない(地位や収入など)。

平凡で質素な生き方が一番。

それでいて、満足感は強い。

幸せ感も強い。