2018年の世界は、おもしろい年であった。

長く生きていると、こんな意外性が観察できる。

 

今年最大の功労者は、トランプさん。

まず、北朝鮮と対話を始めた。

これで戦争の危機がひとまず解消。

ノーベル平和賞に値すると、私は評価する。

 

次の功労者も、トランプさん。

中国の覇権をけん制して、米中貿易戦争を始めた。

これは戦争と云っても、単なる駆け引きだが。

 

世界経済のあり方を変えるような前兆を感じる。

株式市場への国家介入が、普通になった。

市場経済がうまくまわらなくなりつつある。

 

世界的にお金がだぶつき。

お金が役に立つように使われなくなっている。

むしろ、健全な経済を阻害し始めた。

 

三番目の功労者も、トランプさん。

シリアへの介入を止めると宣言。

これで中東に平和が戻るかもしれない。

 

アルカイダやテロ戦争を助長してきたのが、

アメリカ軍。

撤退するのが、平和への第一歩になって欲しい。

 

続いて、韓国や日本からも撤退を始めれば、

東アジアの国々も真剣に対話しなくてはならないだろう。

北方領土も返還されるかもしれない。

平和構築を、軍備第一にするのは過去の外交。

 

2018年を面白くした一人が安倍さん。

スキャンダルにめげずに頑張っている。

強行採決の手腕がすごい。

やはり、この国は独裁者が似合っているのか。

民主主義が育っていない。

この国の主権者は安倍首相、という意見すらある。

 

トランプさんのお陰で、世界経済の過熱化が静められた。

これで、金融破綻が先に延びる。

ひとまず、先送りの安心。