仕事をリタイア、毎日が日曜となり、
最大の楽しみは、なんだろう。
私の場合は、地域社会か。
今朝も4時過ぎに目が覚め、
布団の中であれこれ思いめぐらした。
同じ自治会の家々。
居住者が短期のアパートは除いて、
約60軒くらいの家々。
どんな暮らしをしているか、推察する。
家族構成や仕事。
玄関や居間くらいは想像できる。
さすがに、寝室までは難しい。
エヤコン修理の電器屋さんになればできるが。
趣味や楽しみも想像できるところもある。
付き合いのある人なら、想像できるところが多くなる。
近所の人で、毎日顔を合わせる人は
思い描けるところが増える。
さすがに、
何を考えて暮らしているのか、
最大の悩み事は何かまでは分からない方が多い。
普通の人は、外に対してはポーカーフェース。
顔には出さないから。
だいたい、どの人も、毎日、同じように過ごしている。
日課はほぼ同じ。
ゴミ出しの時間も同じ。
帰宅時間も同じ。
特別に変わった生活を送る人は稀だ。
一人ひとりが、謎のかたまりだが。
謎を解き明かすのが、楽しみになる。
ちょっと、質問したり、
違った挨拶したり。
反応を見るのが面白い。
外国旅行で行きずりの人と交流するのとは、
まったく違った探索が可能。
何年も近所に暮らすというのは、それだけで巨大な既成事実。
近所から離れて、隣の町内を思うと、
もっと多くの知り合いが思い浮かぶ。
それぞれの生活が想像できる。
濃淡は違うが、鮮明に分かるところもある。
あの人は何故、全身を黒い布で覆い、暗くなってから買い物に行くのか。
小説を読むのとは、まったく違う楽しみ。
おばちゃんたちの井戸端会議は時代の最先端かもしれない。