昨日はこんな記事を見た。

 明日は、きっと少しは、何か出来るかもしれないと
息子を信じて頑張ってきたけど
療育行っても
保育園行っても
何にも変わらない
疲れた。
仕事も育児も辞めたい。
本当に疲れた。
精神的に限界です。
もう嫌。
なんで私ばっかりこんな苦労するの

 

あるいは、NHKのハートネット

https://www.nhk.or.jp/heart-net/new-voice/7/?page=4

では、さまざまな悩みが紹介されている。

対人関係で悩み苦しみ、人を避けるようになる人はとても多い。

 

日本の障害者は、約900万人。身体が約400万人、知的障害が約80万人、精神が約400万人。

その周辺の方々、例えばひきこもり等を入れると、約1000万人になるのではないだろうか。

施設や病院で暮らす人は約35万人だから、在宅の人が圧倒的。

 

その多くは、孤独や孤立の問題を抱えているようです。

 

先の発達障害児を育てるお母さんの弱音を見ると、

障害者を世話する周辺の方の支援も考えなくてはいけない。

 

小学低学年から毎年、私が脳波検査を担当していた男児がいた。

脳波検査中も、静かに座っていることができないので、

ほんの1分程度、かたちだけの検査です。

重度の知的障害があります。

 

院内を奇声を上げて、動き回るので、

職員も対応に苦しんでいた。

お父さんが常時付き添っている。

食事もこぼす量が多く、

排尿も排便も自力でできないので、一日中、おむつ。

 

一番大変なのは、動き回ること。

精神科で多動を抑える薬を処方されているようだが。

 

家の中ではつまらないので、

散歩に連れ出すのが日課。

奇声を上げながら歩き回るのを私はたびたび目撃。

お父さんが一日中、ぴったり張り付いて面倒みているようだった。

 

お母さんは看護師でフルタイムで働き。

お父さんが子どもの世話をする家庭です。

 

たぶん、こんな子は施設に入ると、

身体を拘束されるのではないかと思います。

 

最近、障害年金が入るようになり、

家計はわずか楽になったと言っていた。

(この感想は、我が家と全く同じ)

 

一昨年から、デイサービスに行くようになったのです。

え・・・と、私はびっくりしました。

成人して、少し、行動が落ち着くようになったのかと。

バンザイ。やった。すごい。

このお父さんには、頭が下がります。

私は到底マネできません。

本当に立派な方です。

 

デイサービスでは、時間中、職員が張り付いています。

天使(娘)と同じデイサービスです。

 

子育ても、大変な場合があります。

一家心中になることさえある。

 

子育てや障害者の世話は、地域社会が主体とならなくては、

どうにもならないと思います。