人はどんなときに幸せを感じるのだろうか。
ゆとり(時間的)がないと、
幸せを感じられない。
何かに没頭、
または、多忙で動き回っている、
神経や頭をフル回転しているときは、
幸せを実感できない。
もちろん、
人ともめているとき、
喧嘩や論争しているとき、
苦しいときも、ダメだろう。
当たり前。
年取ると時間的に余裕ができる。
人生でやるべきことも大体終わり、
あせりや葛藤も少なくなる。
何かあるとすれば、
健康の不安ぐらいか。
食事などもゆっくりできる。
歯磨きなどのつまらない日常でも、
幸せがわきおこる。
年取ると、いいことが多い中で、
若い頃にできなかったことが、できるようになる。
それが意外に多い。
たくさんある。
一番、最大の収穫は、
人生についての楽観的な肯定感だろうか。
死さえも、怖くなくなる。
老人になると、死に対して、よいイメージがもてる。
世界と人生を、遠くから眺めるようになるからだ。
若い頃は、自分中心から脱皮できない。
どうしても、自分、おのれが、我こそは、となる。
自分と世界との距離が近い。
自分が一番偉いと思う。
リーダーとなる人は、
人より先に老人になれる人だろう。
昔で云えば長老。
身体は若いが、こころは長老。
そういう人がリーダーにふさわしい。