私の小さな夢。

吃音や緘黙のための学校があったらいいな。

 

吃音の治療法は、いまだに確かなものはない。

様々な試みはあるが、明るい見通しはない。

吃音や緘黙は、発達障害と言われている。

 

私は、最近、願うことがある。

吃音や緘黙の改善のための教育施設が欲しい。と

特に、若い人(10代)のためにあればいいと思う。

 

吃音や緘黙は、それらを知らない人々の中で暮らすと、

どうしても、隠すようになる。

そのため二次的障害を伴うようになる。

社会不安障害、電話恐怖、対人恐怖など。

 

それらを防ぐには、

合理的配慮だけでは充分でない。

普通の人にとって障害の理解は、とても難しいからだ。

 

クラスや職場で、特別に優遇という配慮では、

浮き上がってしまう心配もある。

 

それらの問題を乗り越えるには、

障害者だけを集めた高校が有効ではないだろうか。

 

全寮制にして、教師は優秀な方を集めて、

進学の実績なども良い学校にする。

 

そして、3年で少なくとも半数以上は

障害を意識しないレベルまで治癒させる。

 

吃音は、どもることに対して過剰に意識することから起こる。

どもりながらしゃべるのが当たり前になれば、

どもりを気にしなくなるはず。

 

気にしなくなれば、自然と吃音に拘泥しなくなる。

吃音を意識することがなくなる。

そういう毎日が続けば、

自然と吃音は治っていくのではないだろうか。

 

若い頃は、こころの柔軟性も高い。

高校生くらいになると、自意識過剰にもなりやすい。

他人と比べる劣等感や自分を責める気持ちも特別強くなる年代。

 

高校生で吃音や緘黙を克服できれば、

あとあとの人生が少し、生きやすくなるのだが。

 

今でも、高校時代に学ぶ場はいろいろとある。
午前、午後、夜間など多部制の定時制高校や通信制過程。
あるいは、多様な民間のフリースクール。
高卒資格だけなら、試験でも得られる。 吃音や緘黙に理解のある教師や指導者がいれば、どこでも教育を受けることが可能になっている。
しかし、それ以外、吃音や緘黙のための高校も選択肢の一つに増えれば、 発達障害の子どもたちにとって、現状よりも良いと思う。