一昨日、サザンカの剪定していたら、
毛虫が大量発生していた。
あくる日に、手足にぷつぷつ。
睡眠の質が悪くなるほどのかゆみではないので、
医者には行かない。
かゆいところは、氷で冷やすと効果ある。
だいたい5日くらいで治まるはずなのだが。
ヒトの祖先は、熱帯で裸の生活。
服や靴はない。
虫や蛇などに刺されたり、かまれたり、どうしていたのだろう。
薬草があるとしても、それほどの効き目はないだろう。
ヒトの体毛は、日照の激しい、草原で暮らすために退化した。
汗をかいて、体温の上昇を防ぐためだ。
ヒト以外の動物は、汗腺が未発達のため、日中は不活発。
朝と夕方は大型動物がのさばっている。
体毛がなくなり、ヒトは虫などに無防備になった。
火を使うようになり、夜の安全は確保できるようになった。
また、食物を火で調理して、消化しやすくなった。
草食動物は、ほぼ一日中、噛んでいないとエネルギーの補給ができない。
ヒトは、肉を食することで、食事時間が短くなった。
噛み砕く下顎部の衰えと相関して、脳が発達していく。
熱帯に比べて、寒帯では、
毛皮などで保温できれば、虫などの危険は少ない。
やはり、寒帯の方が、ヒトは住みやすかったのだろうか。
熱帯では、遠くまで視界がきかないが、
樹木のまだらな寒帯は、遠くまで見通せる。
獲物を探すのも容易いだろう。
虫さされであれこれ考えていると、
遠い昔のヒトの祖先の大変な苦労を思ってしまった。