北方4島は、どこの領土だろうか。
日本政府は、日本の固有の領土だと言う。
ロシア側の認識は、
第二次大戦の結果、ソ連に与えられたもの。
日本は敗戦国として受け入れた。
固有の領土を放棄した。
終戦時にソ連とアメリカの交渉が明白な証拠。
電報が残っているという。
ソ連のスターリンは、北海道の北半分を求めた。
アメリカは反発し、代わりに北方4島の領有を認めた。
これらの外交交渉は、アメリカの外交資料をもとに研究した本
長谷川毅氏著「暗闘」にも書かれている。
北海道の分割を嫌い、
北方4島をソ連に渡したのはアメリカです。
その後、冷戦状態激化で、
アメリカの立場が変わった。
アメリカの外交方針は、
日本とソ連の接近を認めない方向に変化。
1956年鳩山内閣、
重光外相がダレス国務長官と会合した。
https://www.sankei.com/world/news/171220/wor1712200033-n1.html
日本はソ連に対して、
「2島の返還を前提」に友好条約を締結したいと告げたが、
ダレスさんは受け付けず。
ソ連に対して4島の返還を求めない限り、
沖縄返還はないと、条件を突きつけた。
アメリカは沖縄返還を条件にしつつ、
日本とソ連の仲たがいを意図したのでしょう。
1956年以降、
日本外交は、4島返還なくして、平和条約締結はない。
という方針を堅持することになった。
上記は大前研一さんのメルマガを参考にしている。
長谷川毅氏著「暗闘」については下記の読書感想が参考になる。
https://plaza.rakuten.co.jp/ryu32/diary/200609180000/
日本の降伏は、
アメリカの原爆以上に、
ソ連の参戦が大きいようです。
8月22日に北海道上陸が決まっていたようです。
それが、できなかった見返りが満州軍のシベリア抑留となったようです。