日の丸、君が代。
最近の若者たちの多数は、肯定的。
私は団塊の世代。
青春時代は、世界的な反体制の旋風。
反戦、世界を変えようとする若者たちの叫び。
私も最初の大学を中退している。
理由の一つが学生運動。
もう一つが吃音。
私たちの世代の大多数は、
日の丸、君が代に否定的。
過去の戦争と結びついている。
戦争責任は、天皇を初め、軍人も、
国民全員(投獄された人の一部は除く)にある。
一億総ざんげ。
戦争は、日の丸・君が代のもとに遂行された。
私たちの世代は、その記憶を受け継いでいた。
半世紀が経ち、
今の若者たちに、過去の戦争は遠い。
日の丸・君が代が復活したのも仕方ない。
一億総ざんげの結果が、
戦争放棄と9条。
だが、現在。
日本に、軍隊はある、軍事費も世界トップクラス。
核武装の準備も着々。
憲法の理念は、変質している。
そして、
国民の多数が現状を受け入れている。
この現状を、さらに大きく変えようとしている
人たちがいる。
世界の大勢は、現状維持を望んでいる。
しかるに、
日本の好戦的な人々は、
現状を変えようとしている。
憲法改正を叫んでいる。
若者たちに言いたい。
日の丸・君が代は、歴史遺産だから肯定してもいいが、
過去の戦争責任を忘れてはいけない。
このように書くと、
戦争責任はない。と主張する人がいる。
過去の戦争責任を言い始めたら、
世界中のすべてに責任があるのではないか。と
まさしく、その通り。
我が国の戦争責任を言うことは、
戦争はしません。と決意すること。
安倍さんも、同じことを言っている。
南シナ海まで出向いて、
訓練するのは、
明らかな行き過ぎではないかと、思う。
安倍さんの発言と矛盾している。