子どもが病気になる。

すぐに治るような疾病ではなく、

一生続く、良くはならない、

そういう病気では、

夫婦は力を合わせて対応しなくてはいけない。

 

夫婦間の問題などは、投げ出さなくてはいけない。

ほとんどの事柄が、二次的になる。

子どもが優先。

 

私たちの場合は、7年前。

子どもが32歳で、発病。

親は共に、60代の半ば。

 

初老の夫婦関係。

定年後の夫婦は、難しい関係になる。

全く異なる感じ方・性質のふたりの人間が、

一日一緒に過ごすのは大変。

 

普通、元気な間は、どちらかが外で仕事というのがいい。

収入になり、遊びのお金ができる。外食や旅行。

お金を稼ぐことで生じる感謝の念。

 

一日一緒となると、家事分担から問題発生。

それをクリアーしても、

あなたはあなた、私は私、

別々の趣味や生活となるのが、おきまりのコース。

実質、家庭内別居。

仮面夫婦。

夫婦のこころは遠く隔たる。

 

70代、80代を仲良く過ごせるのは、

10%以下ではないだろうか。

どちらかが病気がちとなれば、

片方に負担がかかる。

 

私たちの場合。

天使(娘)の病気のお陰で、

そういう問題はすべて消えた。

 

天使の便通が良ければ、それだけで、

家じゅうが大喜び。

幸せはたやすく手軽に手に入る。

 

子どもが病気になると、

親たちは幸せになるようだ。

(ただし、家計のやりくりは別問題)