日本は平和国家であるか、否か?

 

日本に軍隊はあるか、否か?

もちろん、軍隊はある。

 

日本は核武装しているか、否か?

国内の米軍基地に核兵器があることは、否定できない。

さらに、いつでも核武装できるように準備していることも、否定できない。

上記を総合し、日本の核武装は、不完全ながら有るといえる。

 

世界有数の軍事費と軍隊。

そして核武装の準備段階にある国。

それが日本。

 

日本が平和国家であるか、否か?

答えは、もちろん、平和国家ではない。

アメリカや中国と同様に戦争できる普通の国だ。

 

しかし、憲法は、戦争放棄と世界平和を謳っている。

 

1941年12月、対米戦争を始めたみことのりには、

「世界の平和に寄与するために開戦」と書いてある。

太平洋戦争は、世界の平和のために始めた戦争なのだ。

もちろん、きれいごとの建前であるが。

 

安倍さんは、原子力平和利用と同じ理屈で、

核武装は、日本の平和に役立つと、明言してくるでしょう。

核武装してこそ、日本の防衛が確保されると。

 

安倍さんの憲法改正の目的は、ここにある。

日本の平和を確かにする安倍憲法という看板。

 

戦争放棄と平和国家は

絵空事だろうか。

打ち上げ花火の理想だろうか。

 

憲法は今のままでも、

現状は変わらない。

 

それなら、せめて、

理想のともしびだけは燃やしておく方がいい。

オリンピックの聖火のように。