今読んでいる本は、

「日本への遺言」幻冬舎(2015年5月発行)。

 

鹿児島県の大隅半島の真ん中。

鹿屋市の柳谷地区。

人口わずか300人の小さな集落。

 

豊重さんが、

公民館長(町内会長)に就任して20年。

「結婚してUターンしてくれる子どもたちが増えました。

女の子は旦那をつれて帰ってきます。

子供も増えています。

高校生以下の子供が人口の10%になっています」と豊重さんは言う。

 

農業以外に特徴のない限界集落だったが、

見事に地域づくりに成功している。

 

「持続可能な地域づくりは、文化と子供がキーワード」と語る。

 

耕作放棄地を財産にして自主財源をつくり、

地域づくりは、補助金に頼らないでやっている。

 

地域の最大の財産は、人の絆、希望、夢という。

「集落の300人は、全員がレギュラー、補欠はいない。

幼児から高齢者まで出番をつくり、全員野球の村おこし」とも言う。

 

つづく