今朝は、
「自分のこころの真ん中を話せる人はいますか」
というブログに出会った。
私は、自己流の禅を約40年続けている。
私の禅は、自分のこころとの対話が目的。
静かな部屋で、
背中を伸ばし、足と腰を安定させ、
呼吸を整え(ゆっくりと吐いていく)、
目を閉じて(外界の刺激を遮断)、
自分のこころと向かい合う。
その時点で、一番関心のあること、
こころに引っ掛かること、
自由な連想にゆだねる。
考えようとしなくていい。
様々な思いが浮かんでは消えていく。
そして、次第に中心になる思いが絞られていく。
ひとは誰も、皆、
生育の過程で、こだわりを身につける。
例えば、異性への好みは、
全部、こだわりで作られている。
その人の感じ方や生き方も
多くは、
その人独自のこだわりが背後で操っている。
こだわりを知るのが、
こころとの対話の中心テーマ。
ひとは皆、おそらく全員が、
自覚したくないこだわりがいっぱいある。
それを知るには、勇気がいる。
どんなに優れた人でも、
人に知られたくない、こだわりがある。
悪く言えば、偏執、執着。
良く言えば、夢、あこがれ。
多くのこだわりは、
一生つづく。
死ぬまで持ち続ける。
その人の特徴、個性、財産でもある。
努力や頑張り、
生きる意味は、そこから生まれる。
だから、
こだわりを矯正しようとしてはいけない。
こだわりは、そのまま認める。
受け入れる。
そして、こだわりを解放してあげる。
それが生きることなのだが。